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人生はなんといっても健康(元気長寿)が第一ですので,太りすぎで病気になっている人や,そのおそれのある人は減量するほうがよいのは言うまでもありません.肥満に合併しやすい疾病・異常として,睡眠時無呼吸症候群,脂肪肝,胆石症,卵巣機能障害,変形性膝関節症,腰痛症などがあげられます.また,駅の階段昇降やショッピング歩行中,仕事中にも疲れやすく,仕事のスピードも一般に遅れがちです.
さらに,肥満の人では,血液中の脂質(中性脂肪や悪玉コレステロール)の上昇,善玉コレステロールの減少,高血糖,高血圧などが誘発されるため,肥満の早期発見や改善が必要です.そのほか,最も有病率の低いBMI(体重÷身長÷身長)は22と言われてきましたが,最近の膨大な疫学調査結果(Matsuoら, 2008)によると,中年女性では21.6,中年男性では23.4,高齢者では23〜26あたりが最も死亡率が低いとの意見もあります.なお,数値にとらわれすぎず,体重の急な増加や減少に気を配りながら,上手に健康を保持していくことが肝要です.
前回,食生活面と運動面のポイントをいくつか示しました.ご自分の生活習慣について,以下の点も見直してみましょう.
食生活
・ただ単にカロリーを減らそうとするのではなく,主食(ご飯やパン,麺類など),主菜(肉や魚,卵や大豆製品を使ったメインのおかず),副菜(野菜や海草,きのこ,こんにゃくなどを使ったおかず),その他の1品(乳製品や果物など)のバランスを考慮したうえで,低カロリーのものを選ぶようにしましょう.そうすることで栄養バランスも良好に保ったうえで減量できます.
運動面
・運動の内容は何でもかまいませんし,難しく考える必要もありません.たとえ効果はあってもつらい運動や苦手な運動は,継続が大変困難になります.運動は「楽しく長く続ける」ことが最も大切なキーワードですので,「自分の好きな運動はなにか」,「自分の続けられる・実践しやすい運動はなにか」をみつけることから始めましょう.そして,興味を持った運動にはどんどん挑戦してみましょう.
次回は,減量(ダイエット)目標の立て方について詳説します.
( 2009年05月27日 更新 )