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Topページ > スマートダイエットのススメ > 2009年10月19日号
運動による減量効果が現れたという報告例のほとんどにおいて,実は食事改善の事実が潜んでいます.減量を決意し成功した人のほとんどは,食べ過ぎ・飲みすぎなどの暴飲暴食生活を確実にやめています.
確かな効果が出る「スマートダイエットⓇ」(筑波大学田中研究室や株式会社THF推奨)の基本は,以下の食事改善にあります.(1)摂取エネルギーを抑える,(2)栄養(食品群)バランスを崩さない,(3)食事記録をつける,(4)食事に関する基礎知識を身につける,(5)不適切な食生活と決別する,です.
栄養バランスを保ちながら摂取エネルギーを抑える一つの方法として,女子栄養大学の四群点数法を採用しています(香川,2002,2005).四群点数法は健康な食生活を送るために考案された分類法で,(1)食品を栄養的な特徴によって4つの群に分ける,(2)食品の重量を1点=80 kcalとする単位で表す,といった特徴があります.
減量教室では,原則として1日の摂取エネルギーを女性で1200 kcal,男性で1680 kcalに設定しています.女性の例でいいますと,1日に第1群(乳・乳製品,卵)3点,第2群(魚介類・肉類,豆・大豆製品など)3点,第3群(野菜,いも,果物など)3点,第4群(穀類,油脂,砂糖など)6点の3:3:3:6という割合で摂取することになります.合わせると1日15点,1200 kcalになります.
女性で1200 kcal,男性で1680 kcalと聞くと,「少なすぎるのでは?」と心配になるかもしれません.しかし,この方法なら1日にたんぱく質は女性で60〜70 g,男性で80〜90 g,食物繊維は15〜25 g,ビタミンやミネラルも十分とることができます.減量教室に通う前のよくない食事では,必要以上に脂質や糖質をとっている人が少なくありません.1200 kcalまで減らすと体内に吸収される大切な栄養素も減少するように思えるかもしれませんが,実際は変わらないか,栄養バランスの悪い食生活を続けてきた人にとっては,むしろ改善するのです.
確かな減量と血液検査値を改める減量を求めるのでしたら,中途半端に減らすよりも男性1680 kcal,女性1200 kcalを厳守(維持)する指導に傾注しましょう.
引用図書
・香川芳子. 食品80キロカロリーガイドブック. 女子栄養大学出版部, 東京, 2002.
・香川芳子. なにをどれだけ食べたらいいの?女子栄養大学出版部, 東京, 2005.
( 2009年10月19日 更新 )