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Topページ > スマートダイエットのススメ > 2009年12月04日号
減量を目的とする運動種目やその方法は,この30年の間に徐々に変わってきています.1970年代と1980年代前半は,ジョギング,エアロビクス,固定式自転車がメインでしたが,1990年代に入って,エアロビクスやステップエアロ,ウォーキングが中心になりました.2000年代にはウォーキング,レジスタンス運動,水中運動(アクアビクス)など多岐にわたっています.また,最近になって東京マラソンなどが大人気になり,ジョギング愛好者が増えています.時代によって流行の運動種目は変わっていくようです.
体重,内臓脂肪,血液などへの運動効果は,意外なことに,種目間で差異が観られていません.メタボ脱出が目的であれば,肥満者にとっては最も楽しめる種目,長続きする種目を見つけ,指導する側は最も指導しやすい種目を選択すれば良いでしょう.なお,体力要素については差異が観られ,最大酸素摂取量はジョギングで,筋力はレジスタンス運動で,調整力はエアロビクス関係で向上の度合が大きいと言えます.
内臓脂肪を効率よく減少させる運動は,ジョギングや水泳のような有酸素性運動です.中でも(1)ランニング,ジョギング,水泳,(2)エアロビクス,アクアビクス,(3)ウォーキング,(4)平地ハイキング,(5)立ち仕事の順に内臓脂肪・皮下脂肪ともに減少量が大きくなります.ジョギングなどの前にレジスタンス運動を加えると,脂肪分解が高まるものと期待できます.基礎代謝量の低下を抑制し,エネルギー消費を促進する効果も期待できます.腹直筋,腹斜筋(外・内),脊柱起立筋,腹横筋,大腰筋,大胸筋,僧帽筋,広背筋などの大筋群を中心として,さらには上腕三頭筋,上腕二頭筋などを鍛えるレジスタンス運動が有効です.方法としては,自重(自分の体重),ダンベル,ゴムチューブ,マシンなどがあります.また,腰痛の再発に注意しながらおこなわなければなりませんが,脚ひねり運動,ひねり上体起こし運動,脚あげ運動,大腿部内側締めつけ運動,背中うかし運動などといったcore training(コアトレーニング)と呼ばれる運動を含めることも効果アップにつながります.さらには,強度の高いレジスタンス運動を実践したかのように感じるスロートレーニング(スクワット,レッグレイズ,クロスレイズなど)を有酸素性運動の前後(主に前)におこなうことも有効です.
( 2009年12月04日 更新 )