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西林 素子 [ダンサー・振付師] 1980年生まれ。3歳からジャズダンスを、4歳からクラシックバレエを始める。 東京大学文学部で美学芸術学を専攻しながら、イベントやTVなどでダンサーとして活躍。卒業後、塾の講師を経て劇団四季へ、退団後舞台出演。イベントで自作品発表等を中心に活動中。数か所のスタジオで、ジャズダンス、バレエのクラスを担当する。 2009年よりエアロライフ「アドバイザリースタッフ」 [主な出演作品] ライオンキング・南十字星・エビ大王・地球ゴージャス・キャバレー・MISSING BOYsなど。2009年11月25日26日「トランプ- THE BAND DANCER」に出演。 |
2010年03月10日号:
コアエアロビクス 3
一日、一日と、温かくなり、街に出るとなんとなく春の匂いがしてきました。
近所の梅林公園では梅が真っ盛り。ほんのり甘酸っぱい香りが漂ってきます。
私の眼も、春の訪れを前にむずがゆくなってきました。
毎年、花粉症の症状が出始める前に医者に行って薬を飲み始めるのをうっかり忘れ、
かゆくなってから初めて、来年こそは必ずや1月中に医者に行こう、と固く決心しながら
医者に駆け込むのです。
来年こそ、必ず。
さて、2回続けてコアトレーニングとコアビクサーについてお話してきました。
今回は、コアエアロビクスのDVD撮影の裏話を。
コアエアロビクスのDVDは3分から5分ほどの長さの7つのチャプターから構成さ
れており、撮影のときには、チャプター1つを1カットで撮りました。
これが、なかなか大変だったのです...。
カメラの近くに設置されたカンニング用の映像を見ながら撮影することになっていたので、大船に乗ったつもりで現場入りしましたが、とんでもないことだったのでした。
コアビクサーに乗る降りするタイミングや、ステップを踏むときの身体のひねり具合、手の角度、膝の曲がり具合、目線...などなど様々なことを3人でぴったりとそろえつつ、ちょっとバランスを崩すとフットプレートが土台についてしまうので最新の注意でステップを踏み、あと何回踏んだら次のエクササイズに切り替えるかを必死で数えながら果たして次のエクササイズってなんだっけ?と考え、そうしている間にも、口ではお茶の間の皆様への指示を読み上げるのです。
その指示がまた、自分が実際に行っている動作とは左右反対なものですから、ますます私の混乱が深まります。
例えば、自分がコアビクサーに斜め左向きで乗って左足で踏みこみながら身体を右に踏
むとき、「斜め右向きに乗って右足で踏みこみながら身体を左に」と言わなくてはいけ
ないのです。
もちろんその指示も正解がちゃんとカンペに書かれてはいるのですが、つい口が滑って
自分の実際の動きをそのまま言ってしまったり、自分の口が話している通りに身体が動
いてしまったりします。
途中で誰かが何かを間違えたら、そのチャプターをまた最初から撮り直し。
『アドバンス編』の撮影のときのことでした。
このチャプターは私が考えたエクササイズばかり集めているので、動きは完璧、一発で
OKが出るに違いないと自信に満ち溢れておりました。
が、どうしても、ある動きがスムーズにできなくなってしまったのです。
それもチャプターの後半の。
いったい何度撮り直したのだったか...
見事にどつぼにはまってしまい、何回やっても同じ所で間違え続けました。
出演している嶌村さん、近藤さん、スタッフの皆様には多大なご迷惑をおかけしました。
みなさん、にこやかに慰め、励まして下さり、それはとても心温かく、嬉しいことでは
あったのですが、それによって私のプレッシャーと罪悪感はいやがおうにも高まったの
でした。
そのような紆余曲折を経て、汗と涙と筋肉痛の結晶の『コアエアロビクスDVD』が誕
生したのです。
皆様のトレーニングの一助となれたら幸いです。
















